こんにちは、グラフィックデザイナーのyoen(@yoen)です。
今回は北斎づくしに行ってきたので感想文を書きたいと思います。
きっかけはうちの子供でした。
子「お父さん、北斎づくしやってるんだけど行く?」
俺「づくし?まあ、良いけど」
子「了解今日ね。」
俺「えっ!?」
子「よろしく」
無事巻き込まれるまでのこれが流れ。
建築学科の息子が何を思って北斎なのかは聞きませんでしたが思うところがあるのでしょう。
久しぶりのお出かけだったのでコロナ対策をしっかりとって行ってきました。
結果巻き込まれてよかったの思う内容だったので大満足でした。
それではいきましょう。
北斎づくしに行ってきた
私と北斎の繋がりはほとんどなく中学校の卒業式用の校門の看板用に3人くらいで赤富士を書いたくらいです。
今の認識もスゲー漫画家くらいでした。
北斎づくし自体は大まかに3部構成になっていました。
北斎漫画全15編、富嶽三十六景、富嶽百景です。
他にも版画の作成動画や北斎の絵をデジタルで動かしていたりと挑戦的な展示がありました。
嬉しかったのが富嶽三十六景以外は写真撮影がOKだった点です。
気に入ったものはバンバン撮影できたのでアイデアストックとして残しておくことができるのでデザイナーには嬉しいですね。
北斎漫画
北斎の15編の絵手本を全ページ公開していました。
展示会場天井以外を北斎のイラストで敷き詰めていました。1編ごとにケースに収められそのケースの上にはタペストリーでイラストが下げられていてまさにづくしでした。
バクマンの映画を思い出しました。
保存状態はいい様に感じました。
ケースの中に全ページを1ページずつ開いて展示しています。
そうページ数分本が存在していました。
そんなに残っているものかと驚きました。
絵そのものは圧巻です。
ひとつ一つの細部へのこだわりから丁寧な作品作りが伝わってきました。
感じたことといえば作品を見ているうちに最近の漫画を見ているような感覚になる時がありハッとしました。
富嶽三十六景
このコーナーは撮影できなかったので記憶に残すように頑張りました。
中学生の頃に描いた赤富士にも出会えて幸せでした。
このコーナーのみカラーの作品でした。
これを版画で残していたことを思うと圧巻です。
富士がひとつ一つの作品に存在感を示していたりサラッとあしらわれていたりまたは人物の股の下などユーモアのある作品など全てにおいて綺麗でかっこよかったです。
富嶽百景
百景はまたモノクロに戻ります。
これもまたモノクロで表現できる限りを尽くした大作でした。
ここにも富士が100以上描かれていてどれだけの執着があったのかと思いを巡らしましたが考え及ぶわけもありませんでした。
この作品群を人生をかけて書き上げてきた北斎の絵にかける想いがこれでもかと詰まったものとなっていましたよ。
これは私の気に入った百景の一つです。
雨の表現が好きでした。
まとめ
最後に思い出を一つ買っておきました。
手ぬぐいです。
合気道で使うのでひとつ手ぬぐいを増やしておこうと思いました。
今はコロナ禍でお休みが続いているのでぜひこの手ぬぐいで滝の様な汗を拭いたいなと思いを馳せて終わりにしたいと思います。
それでは、よきデザインライフを。
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