こんにちは、グラフィックデザイナーのyoen(@yoen)です。
今回はポスターです。
ポスターだから大きな紙面で色々な情報みんなに見てもらいたいと思っていませんか。もちろん間違いではありませんがポスターの役割は大きく分けてたった2つです。
目的をハッキリ掲載する
人の目に触れさせて気を引く
もちろん上記の役割を果たしたならばそこから情報につなげることができるので情報を載せておくことは大事です。
ポスターは掲示物なので手に取ってみてもらえません。
そこで上記2つの目的をはっきりさせたポスター作りを今回は見ていきましょう。
それではいきましょう。
ポスターデザインをするときに気をつけたいたった2つのこと
例えばパン屋さんの壁にアルバイト募集のポスターを掲載したいとしましょう。
そこに美味しいパンの写真をのせ、パン作りの思いや一緒に働く楽しさ、パンの料金、パン作りのこだわりをトクトクと書いた所でアルバイトにきてくれる人は少ないでしょう。
もちろんその情熱に打たれきてくれる人はいるかもしれませんがそうおおくはないでしょう。
目的をはっきりと
パン屋さんのアルバイト募集ポスターをお店の前に掲載すると仮定して考えると掲載内容は、アルバイト募集、アルバイトの条件、連絡先、あるならwebサイトやメールアドレス程度でしょう。
次に優先順位です。1番はアルバイト募集です。2番は時給や勤務形態。3番に勤務内容。最後に連絡方法でしょうか。
人の目に触れさせて気を引く
デザインを考える前にやることはたくさんありますね。ここからデザインを考えていきましょう。
下の3つのタイトルレイアウトを見てください。一目瞭然ですね。お店の雰囲気やイメージにもよりますが、右のタイトルがA2やA1のポスターで貼ってあったら一目で気を引く事が出来ます。手に取るチラシなら真ん中の大きさくらいでも良いと思います。
左のタイトルはその他の要素がまだ色々ありそうなサイズ感です。
この方法は写真でも同じです。
大きさによって気をひけるかがポイントになってきますよ。
テキストメイン
とりあえず、テキストメイン案として右の案を採用してみましょう。
方向が決まればあとは要素を優先順位に従ってはめ込んでいきレイアウトを固めていきましょう。目に止まりさえすれば店舗前と言うことや写真でパン屋さんと言うことは分かります。
バイトを探している方にはヒットすると思います。
今回、色は入れていませんがパン屋のロゴやイメージカラーが存在するならその色をベースとして入れていくのが良いでしょう。色の考え方は以下を参照してください。
ビジュアルメイン
考え方としてはパン屋さんで働きたい人にフォーカスしても良いでしょう。そうするとデザインの考え方が少し変わってきます。
ここではビジュアルメインで考えてみましょう。
パン屋のイメージを前面に持ってきた案だとこんなかんじでしょうか。パンの写真をメインに、従業員の働いている姿があるとなお良いですね。
タイトルの優先順位が変わってますが十分写真に導線があるので大丈夫でしょう。週3から大丈夫だということをピックアップして働きやすさも一緒にアピールしてみました。
デザインをする上で知っておいた方がいいポイントもいくつかあります。下の記事では基本の話しをしているので気になる方は目を通してみてください。
作業時のポイント
一つ気をつけないといけないのがサイズ感です。
画面の中で作っているとどうしてもチラシに見えてしまい、実際のサイズで見ると全体的にスカスカになってしまったり情報が全体的に大きくなってしまったりします。
そうならないように意識しながら作業してください。プリンターがある場合はポイントになる場所を部分的に原寸で出力してみましょう。
そうすると各ポイントの文字や写真の大きさが把握出来るので「ここは大きすぎだな。」とか「スカスカだ。」、「写真が大きすぎて画像が汚くなってる」など、気がつくことが出来るので良いですよ。
画像の適正解像度はこちらをごらんください。
まとめ
今回は、ポスター作りでの考え方や注意点を記事にしてみました。
ここに書かれたものが全ての考え方ではありませんのでたくさんのポスターを見たりして引き出しを増やしてみてください。
打ち合わせの中で方向性が出ているものなら良いですが、そうでないなら上記のようなことを注意してデザインしていくと作るときに迷わなくてすみます。
それでは、よきデザインライフを。
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