こんにちは、yoenです。
今回はグラフィックデザイナーと印刷の関係についてお話ししていきましょう。
グラフィックデザイナーはただ思いつくまま、要求されるがままにデザインを仕上げればいいと思ってらっしゃる方もいると思いますがそうではありません。
どんなに素晴らしい表現でも印刷できなければ意味がありません。グラフィックと印刷は密接に関連し、お互いに影響しあう重要な要素です。
現にグラフィックデザイナーのコミュニティーに参加してみると、印刷に関する質問が多いことに気がつくでしょう。デザインに関する話題の方が少ないくらいです。
自分のデザインの実現には印刷知識は不可欠です。
グラフィックと印刷、この二つの関係を見ていきたいと思います。
それではいきましょう。
グラフィックデザインと印刷の密接な関係
これからポイントを5つほどお話しします。
いかに密接に関係しているかをみていきましょう。
デザインの目的と印刷の考慮
デザインする際に、そのデザインが印刷される媒体に適した形式であることが重要です。色の選択、解像度、フォントのサイズなど、印刷プロセスに適した要素を考慮する必要があります。
大判の出力であれば画像の解像度は足りているか。文字が小さすぎて潰れてしまわないかなど、ある程度の印刷知識を持っていればミスを防ぐ事は可能なはずです。
色管理と印刷品質
グラフィックデザインは色が非常に重要です。
印刷された際にどのように人の目に見えるかを理解することも重要です。色の正確性や一貫性を保つために、色の管理はデザインから印刷までのプロセス全体で考慮されなければなりません。
同じデータでも印刷日時、湿度など様々な環境で変わってきます。
特色などは色校正を取らなければ再現性を得ることは難しいでしょう。

印刷技術の理解
グラフィックデザイナーは、印刷の技術、特性や制約を理解しておく必要があります。
たとえば、オフセット印刷やデジタル印刷など、それぞれ異なる特性を持ち、デザインに影響を与えることがあります。
例えば印刷や出力の種類によって必要な画像解像度は違ってきます。少なければアラが目立ち多ければ作業時間の無駄になりますからね。

ファイルの準備と出力
デザインが印刷される前に、適切な形式でファイルを準備し業者に提供する必要があります。
ファイルの準備方法や出力設定に関する知識は、デザイナーにとって重要です。
とは言っても印刷会社により要望は様々です。
ですが一定の方法でデータを作る方法を知っておけば、ほとんどの指定には対応できます。
以下に作り方の記事をまとめてあるので参考にしてみて下さい。
印刷物の品質管理
デザインが印刷された後も、印刷物の品質を確保するための品質管理が必要です。色の検証、断裁や折り目の精度、紙質のチェックなど、デザイナーは印刷物の最終的な品質を確認する責任があります。
最終成果物を確認するのもデザイナーの役目ですね。
やりすぎると協力会社に嫌われるので程々に。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
グラフィックデザインは、視覚的なコミュニケーションを通じて情報発信する手段であり、視覚的な魅力を伝え、効果的なコミュニケーションを実現することです。
案件や会社によってどこまで関われるかはそれぞれですが、デザイン(目的)の魅力を伝えるには印刷の知識は必須と言っていいでしょう。
グラフィックデザインと印刷はその深い関係から協力しあい最終的な成果物の品質を高めるために密接に連携する必要があります。
ぜひネット印刷だけでなく印刷屋さんの営業と関わり色々な知識を身につけてみましょう。
きっとご自身のキャリアにとっていいものとなるでしょう。
それでは、よきデザインライフを。
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