こんにちはyoenです。
今回はカラーユニバーサルデザインのお話しです。
皆様はこの言葉知っていましたか?
ユニバーサルデザインは馴染みのある言葉だと思います。
ここにカラーがついても考え方は変わりません。
要は、どのような人でも色による弊害をなくし誰もが見やすいデザインを色の観点から考えていきましょうという考え方です。
そこで今回はイラレでも色覚の違いでどのように色が見えるかがわかる機能がありますのでその操作方法を見ていきたいと思います。
それでは見ていきましょう。
カラーユニバーサルデザインとは?
まずはカラーユニバーサルデザインを考えます。
あらゆる人々が製品、環境、サービスなどを容易に理解し、利用できるようにするためのデザインのアプローチです。
色覚異常など、様々なユーザーが含まれることを考慮して下さい。
デザインの観点からカラーの最適化、色のコントラストの向上、情報の明確化などを通じて、ユーザーの理解や利用の障壁を最小限に抑えます。
例えば、アイコンやテキスト、色の使い方に工夫を凝らすことで、視覚障がいのある人や色覚異常のある人にも情報を正確に伝えることができます。
それではイラレでの操作方法を見ていきましょう。
校正設定
まずはカラーパレットに並んでいる色を配置しましょう。
ご自分の作品でも構いませんよ。
ここから2種類の色覚の違いを見てみましょう。
ここではP型とD型の解説になります。
イラレのメニューバーから表示→校正設定を選ぶと以下を選ぶことができます。そこからP型、D型を選ぶことによりその状態がプレビューできます。
いかがでしょうか。
かなり印象が違いますね。
ですがこれが事実です。
以上で色の状態がかなり変わることがお分かりいただけたと思います。
色の組み合わせと対処法
さてここからは色の組み合わせて認識がかなり変わることをお伝えしたいと思います。
左側は赤と緑の組み合わせです。クリスマスカラーでよく使われますね。
ですが、D型の人の見え方は右側の色になります。
ほぼ同一色ですね。これでは何が表示されているかわかりません。
ですがクリスマスなのでこの二つの色は外せません。
そこで以下のような処理をしてみました。
そうです。緑と赤の境界に白を入れて区分けをしてみました。
いかがでしょうか。色がわからなくてもこうすることで何が書いてあるか、表示されているかは視覚障害をお持ちの方でもわかるようになるということです。
まとめ
いかがでしょうか。
色覚異常者が見分けがつかないからクリスマスカラーを使ってはダメ!と言うのではなくほんの少しのアイデアで回避できるこができるのです。
カラーユニバーサルは、色彩を通じてすべての人々がコミュニケーションや情報にアクセスできるようにするための魅力的なアプローチなのではないでしょうか。
それがデザイナーの役割でもあるように思います。
最近は官公庁系の印刷物はユニバーサルデザインの考慮を求められる事も増えてきているといいます。
企業でも意識していかなければならない事柄だと思いますので普段からカラーユニバーサルデザインを考え、よりよい世の中を目指していければ良いのではないでしょうか。
それでは、よきデザインライフを。
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