こんにちは、グラフィックデザイナーのyoenです。
今まで色々とイラレのアピアランスを扱った記事を書いています。
アピアランスをご紹介しているにもかかわらず今回は「あまりごだわりすぎるな」と言う記事を書きたいと思い手を動かしました。
決してアピアランスを否定する記事を書くつもりはありませんので安心して下さい。それではいきましょう。
アピアランスの記事を書いていて思う事。
良い所、悪い所
良い所も悪い所もたくさんありますがきちんと理解して置く事が大切です。
以下は代表的な物になるかと思います。
- 使い回しが出来る(文字の打ち変えにも対応できる)
- カラーコントロールが容易
- アンカーポイントの数を減らせる
- 使い回しがしやすい
- 同レベルの人との作業がはかどる
- こだわって時間をかけすぎる事がある
- 正確な数値を計算しづらい
- 初心者の方には理解しづらい
- 他の人に作業をまかせずらい
こだわりすぎるな
これだけアピアランス関連の記事を書いているので私もなんだかんだ使える方だと思っています。
しかし、一方で仕事をしているときにふと思う事があります。
それは、「仕事でグラフィックデザイナーしているときはあまりアピアランスにこだわっていない」と言う事です。自分で紹介しておきながらなんですが、、、。
たしかにアピアランスで作り方を理解していると作業がはかどりますが、ご紹介しているものはほぼアピアランス無しでも作れてしまいます。
もちろん透明効果やオブジェクトのぼかしなど機能を使わないと得られない効果もありますが、そうでない事もたくさんあります。
以下画像は、それぞれあり、なしのオブジェクトを並べてみました。見た目に変化ありません。イラレのアウトライン表示にするとどうでしょう。

この程度の違いです。下図の上のオブジェクトなら2枚同じパスを描けばすむ事ですし、下の角丸の帯もライブコーナーを使えば一瞬ですね。

もちろんアピアランスを使えば文字に追従する背景を作る事が出来ます。しかし、デザイン上で背景のサイズは合わせなければいけないときは当然このアピアランスは使えません。

使いどころを見極めよう

時と場合に合わせた使い分けをきちんと理解しましょうと言う事です。
作り方をネットで探して時間をかけすぎていたらデザイン作業に支障が出てしまいます。ならアピアランスに頼らずまずは手作業で作ってしまった方がよっぽど効率的です。
時間が出来たら改めて調べて理解すれば良いだけです。
まとめ
アピアランスなんていらない!と言っている訳ではけしてありません。
こだわりすぎると本末転倒になると言う事です。
知識としてはあった方が絶対にいいですし、そのつもりで私も紹介しています。
ただ、クリエイティブをおろそかにしてまでアピアランスに傾倒してしまってはダメです。クリエイティブと技術のバランスは難しいですがみなさんも一度考えてみてください。
このブログではデザインする上で役に立つ情報や技術を主に記事にしています。
多くのデザイナーやクリエイターさんは、たくさんの技術があっても発想や閃きが無いとダメだと言います。その逆もまた然りでたくさんの発想や閃きがあってもそれを形に出来る技術が無ければダメだとも言えます。
私は後者の考えでこのBlogを作っています。皆さんの発想を形にするお手伝いをできたらと思っていますので宜しくお願いします。
それでは、よきデザインライフを。
コメント