こんにちは、グラフィックデザイナーのyoen(@yoen)です。
今回は変わった切り口からデザインを考えて見たいと思いました。
私は積立NISAをやっているのですが、以前の会社の先輩にそのことを話したらこの本を勧められました。というか貰いました。
投資を知る上で書籍は必要と考えていたので読んでみる事にしました。
お金に関する勉強などしてこなかったのでマインドを変えてみようと思える一冊でした。
この本ではただ単に株を売ったり買ったりではなく投資先の会社の状況や他の会社が容易に真似できない強み(参入障壁)を持っているかを考えたり会社自体が自分の会社にきちんと投資出来ているかなどをリサーチし、見極めた上で投資するべきだと言っています。
投資と投機の話もありました。畑を買って値上がったらその土地を売るのが投機。畑を買ってそこで作物を育て売れたお金で利益を考えるのが投資と言っています。
ただ実際、個人の投資家(普通の会社勤めの一般人)であればこの本を読んで100%実践できる人などいないだろうなと思いました。
考え方の新たな方向としては大変魅力的で実践して見たいとも思いましたが、現状考えられる私の最適解はインデックスファンドにドルコスト平均法でコツコツ積み立てていくのが関の山です。
ですがこの本を読んでいて「これを今の自分の仕事に置き換えたらどうだろう」と。
今回は投資の本から考えるデザインの考え方です。
少しこじつけがましいかもしれませんがお付き合いいただけたらと思います。
それではいきましょう。
デザインの考え方を投資の本から考えてみた。
この本とデザインをリンクして考えていくと色々見えてきました。
この本で出てきたキーワードをピックアップしてそれぞれ考えていきたいと思います。
長期的に考える=言われたことの先を見る
投資先の会社を調べるときは何年もかけて吟味して決めるそうです。
デザインをするときはその時の最善でデザインを考えるのも大事ですがそのデザインが長期的に見てどんな効果を生み出すかを考えて見てもいいと思います。デザインを気にいってもらい次の仕事に繋がるように考えてもいいと思いますしデザインしたチラシによってクライアントにどのような恩恵をもたらすことが出来るのかを考えながら作るのも大切だと思います。
クライアントの問題解決になるのであれば考えない手はないと置います。
投資先を吟味する=やりたい事(やれる事)を見極める
一般的に投資とは株を安い時に買って高くなった時に売り利益を得るものとと考えられていますがこの本では株を買うときにその会社の状況やその会社の強み(他社が介在できない参入障壁)を読み解き会社の将来性をみて投資をすると言っています。
自分に当てはめてみましょう。
若い時は入りたい会社の経営状況や将来の状態を考えて決めるのもいいのかもしれません。
また、自分のやりたい事、将来の目標なども加味しなければいけませんが単純に給料がいいからではなく自分がその会社に入ることによって得られる経験や知識、そしてそれも糧にして何ができてその会社に貢献できるのか。
そこまで考えられれば自ずと給料も上がっていくのではないでしょうか。
社員個人の考え方ひとつで会社の利益につながり結果、個人の利益も上がるのではないでしょうか。
参入障壁=他にはない強み
この本では頻繁に出てくる言葉です。
参入障壁を見分けることができれば自ずとその会社に投資する意義が見出せると言っています。
「参入障壁=武器」これはデザインの業界であればアイデアや技術などに当てはめることができると思います。
会社に入ってデザインを磨いていくのは当たり前ですがそれを自分の武器としてさらに磨いていくことが必要だと分かります。
さらに言うと磨くということは自分に投資することに他ならないのではないでしょうか。
スクールに通って技術を磨くのもいいでしょうし、美術館や展示会を見て周り見聞を広げるのもいいでしょう。
デザインの引き出しを多くもてと言われますがネットで見ているだけでは生で見る感動や心の動きを経験できる機会は少ないと思います。
もちろんネットで作品を見て心を動かされることもあると思いますが生で見ることの情報量の多さは確かにあると思います。
今の自分に何が足りないかを分析し問題解決にあたる。この本をきっかけにあたらめて自分を見つめ直して見たいとも思いました。
労働者2.0=新しい自分へ
労働者1.0から2.0へアップデートしようとこの本には書かれています。
簡単にいうと言われたことをただやるのではなく自分で考え行動していける一人なりましょうというとこです。
がむしゃらに働いて給料をもらうだけでは自分を豊かにすることは難しい時代になっていると思いました。
会社に言われたことをただやるだけではなく自分にできること、これからやらなければいけないことをきちんと考え実践していくことでスキルアップしていくことが大事です。
先を見る目を養い自分に何ができるかを見極めていきたいと思いました。
まとめ
この本は私にとってはただの投資の本ではなく考え方、やり方を通して日常の過ごし方を少し変えてくれた本になったのではないかと思います。
ただデザインが好きだからやっているではこの先どんどん若い世代にとって変わられていく事でしょう。単なる労働者ではなく自分をひとつバージョンアップして労働者2.0を目指してデザインへの投資を続けていけるように頑張りたいと思わせてくれた一冊でした。
もちろん投資にも役立てたいですけどね。興味のある方はご一読をお勧めします。
色んな本を読んでこうやってアウトプットしていくこともそのひとつではないかと考えここに記しておきたいと思いました。
それでは、よき自分への投資ライフを。
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