アート・デザインの雑学書として最高の一冊【ビジネス教養としてのアート】

ビジネス教養としてのアート ひとりごと

こんにちは、グラフィックデザイナーのyoenです。

今回は「ビジネス教養としてのアート」と言う本をご紹介したいと思います。

以前、デザイナーのひとりごとでご紹介したのですが、大雑把に紹介しただけだったのできちんとここで感想を書きたいと思います。

それではいきましょう。

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雑学書として最高の一冊【ビジネス教養としてのアート】

京都大学名誉教授 岡田温司監修の本です。アート×経済、アート×思想など5パートに分かれ、それぞれの視点からアートを語られています。

大雑把にいうと雑学書です。雑学書ですが、最高の雑学書です。アート・デザインを学んでいる人には成程と思う雑学が詰まっていると同時にアートやデザインといった知識を楽しく教えてくれている一冊です。

以前、グラフィックデザイナー視点で、アートとデザインの話を書きましたが、この本を読んで間違っていなかったなと胸を撫で下ろしています。

幅広く知見を広げられる本

はるか昔は現在のようなデザインなんてものはなく(あったのかもしれません)芸術の世界からアートというものが生まれ、印刷技術の発展からデザインが生まれ主流になっていきます。

しかしアートはなくならず求める人たちに価値をつけられ今でも発展しています。

そんなアートをエジブトの死者の書からバンクシーまで幅広く取り上げパートごとに一つ一つがわかりやすく解説されています。

アートはデザインと切っても切れない間柄ですので、ビジネス教養という側面から見たアートというものを理解するのはとても楽しかったです。

ビジネス教養

現代のアートはビジネスと密に結びついています。

意識が薄い私でもバンクシーの入札金額には驚愕しております。ではなぜ高額でも売れるのかそんなことを考えさせてくれる本だと思います。

グラフィックデザイナーもやはりそのデザインで人が豊かにならなければ意味がありません。デザインをお金だけて考えるのはよくありませんが全く考えないのもダメです。

この本を読んだ後にご自分で一度考えてみるきっかけになる本ではないかと思います。

「バブル期に売れまくったラッセンとは何だったのか」のところはニヤつきました。と同時に成程と思えるところもたくさんありました。

職人、芸術、アート、デザイン、全ての人たちの知識の糧となる本だなと感じました。岡田様、ありがとうございました。

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まとめ

どうでしょうか。本は読んでもすぐに忘れてしまう私ですが、何かフックがあれば一生忘れないものになります。

皆さんの中でこの本がそんな本になってくれたらいいと思いました。

それでは、よきブックライフを。

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