こんにちは、yoenです。
AcrobatはPDFデータを扱うアプリケーションです。
その中で、印刷に関する機能は色々あります。
今回は印刷データのチェックに欠かせない出力プレビューを見ていきたいと思います。
出力プレビューとは印刷に適した色になっているかを確認出来る優れた機能です。
印刷所から4Cデータなのに特色が使われてるなどの指摘を受けたことはありませんか?
もちろんイラレでも確認できますがAcrobatで確認できることの方が多いのでここで覚えておきましょう。
それでは見ていきます。
Acrobatの出力プレビューを使って印刷に適したデータになっているかチェックする
印刷用のpdfを作成します。
基本はX-1aやX4などでしょうか。
印刷データの作り方はまとめていますのでチェックしてみて下さい。
まずは基本のCMYKでの印刷に適したデータかをみていきましょう。
CMYK
印刷用のpdfを開きましょう。
PDFをAcrobatで開いたら、ツール→印刷工程→出力プレビューと選択します。
以下が出力プレビューのウインドウになります。
色分解の枠の中にCMYKだけが表示されていたら色に関する問題はクリアです。おめでとう!
CMYK以外の色が表示されていたらデータ上のどこかにその色が使われていることになります。
特色が使われていることがわかったら今度はどこに使われているかを調べましょう。
データ全体を見られるようにしておいて必要のないデータ、以下ではDIC2593sのチェックを外します。
するとロゴの部分が非表示になりました。
ここに特色が使われていたと分かりました。
複雑なデザインデータやページ物のデータだと一回ではわからないかもしれないのでチェックをつけたり外したりしてみて下さい。または、CKMYのチェックを外して特色だけを表示してみるのもいいかもしれませんね。
問題の場所がわかったら編集元に戻って修正して完成です。
特色だけのデータの場合
PDFをAcrobatで開いたら、色分解のウィンドウ内に特色の名前があったらひとまず成功。
特色だけで作っても色分解の枠中はプロセスのチェックボックスは無くなりませんのでこの段階では特色だけのデータなのかわ分かりません。
出力プレビューの中の特色のチェックを全て外して画面に何も表示されなかったら、「おめでとうございます。2色データの完成です。」以下は各特色の分版状態の画像です。
特色2色、ダブルトーンのデータの作り方は別に解説しています。Photoshopやイラレでの作成方法を解説していますので気になった方はチェックしてみて下さい。
オーバープリントプレビュー
この機能はオーバープリントのかかっている部分を画面上で再現してくれる機能です。
間違って白にオーバープリントがかかっていると消えてしまったり、色にかかっていると背景が透けて違う色になってしまったりするのでこの機能でチェックします。
オーバープリントについてはいかにまとめていますので一度確認してみて下さい。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
他にもK+特色やCMKY+特色2色など色々なパターンがあると思いますので状況に応じてチェックを怠らないようにしましょう。
これであなたも人に優しいデザイナーになれますね。
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