DTPオペレーター グラフィックデザイナー
こんにちは、グラフィックデザイナーのyoen(@yoen)です。
今回は分版プレビューのお話です。印刷業界でよく使われる機能になります。
データの入稿前に適切に色が使われているかのチェックを行う機能になります。
4色印刷の場合は特色が使われていないか調べたり2色印刷の場合に余計な色が使われていないかなどを各版のプレビューでチェックすることができます。
ちなみに分版プレビューはドキュメントのカラーモードがRGBだと機能しません。CMYK特有の機能です。
入稿データのPDFをAcrobatでチェックすることもできますが。イラレ上でもチェックできるのは案外知らないとも多いのではないでしょうか。
DTPオペレーターはもちろんグラフィックデザイナーも理解しておきましょう。入稿用PDFにした後に見つけるとショックですからね。
それでは見ていきましょう。
イラレの分版プレビューの使い方【DTPオペレーター】
分版プレビューの場所は、ウインドウ→分版プレビューです。
こちらのパレットが表示されます。オーバープリントプレビューのボタンにチェックを入れましょう。
このビジュアルだとCMYKのみ使われていることが分かります。
これに無理やり特色を入れてみましょう。今回はDIC556を使ってみます。すると分版プレビューにDIC556が追加されていることがわかります。
各色の横にある目玉マークをクリックするとその色を見えなくすることが出来ます。
各版をチェックする
CYKの色を消してみました。するとM版とDIC556のみが表示されます。このように意図しない所に色が使われていないかチェックすることが出来ます。
たとえば、プロセス4cの印刷の場合はDIC556がエラーになるのでDICの部分だけを突き止め4cに変換するなどの対処が可能になります。
注意点
先にも書きましたがドキュメントのカラーモードがRGBのときは機能しません。
また特色だけを使っているデータでもCMYKは分版プレビューに表示されるので注意が必要です。
その場合は逆に、特色(DICなど)の目玉アイコンをクリックして非表示にし、CMYKの色が使われていないかチェックすることが出来ます。
まとめ
いかがでしたでしょうか、事前にチェックしておくとPDFでプリフライトチェックをかけたときにカラーに関しては安心することが出来ます。
DTPオペレーターやグラフィックデザイナーどちらにも便利な機能ですので使ってみてください。
それでは、よきデザインライフを。
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